ドイツ菓子
日本でもっとも有名なドイツ菓子はバウムクーヘン。
日本のものは柔らかくしっとり焼き上げていますが、
ドイツではもう少しどっしりした「これは焼き菓子だ」と思える、
食べ応えのあるものが主流です。
他のお菓子はウイーン菓子同様、
生地に香りを付けたり、ナッツなどを混ぜ込むものが多く存在しますが、
ウイーン菓子に比べると素朴で、家庭的な感じが抜けないものが多く、
素材の味を生かしているのが特徴。
シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテやリューベッカヌスザーネトルテなど
クリームたっぷりのお菓子もありますが、
どちらかといえば生地の量が割合をしめるものが多く、
クリームと生地を組み合わせて作るのが「ケーキ」と思っている概念を
うち砕いてくれるような、美味しい焼き菓子が多く存在します。
また、キルシュクーヘンやゲデクターアプフェルクーヘンなど
季節のフルーツをたっぷり使って作るお菓子や、
ケシの実をたっぷり入れて作るモーンクーヘンからは、
旬や素材そのものの味を生かして楽しむ姿勢が窺えます。
飾らず気取らない分、見た目の華やかさには欠けますが、
食べた時の奥深い味わい、素朴な美味しさはハマると抜けられません。
きっと、本場ドイツの果物や木の実を使った本場の味を、
本場(ドイツ)で味わいたくなるでしょう。
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