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ウィーン菓子 ドイツ菓子
「ウイーン菓子」「ドイツ菓子」と聞いて、
「何それ? 洋菓子の王道はフランス菓子」という
感想を持った方も多いのではありませんか?
私も就職するまで、そういうカテゴリーがある事すら知りませんでした。
ここではそんな疑問をお持ちの方に、
少しでもそれぞれのお菓子がどういうものであるのかを
知って頂くきっかけになればと思い、
私なりにお菓子の紹介させて頂きます。
ウイーン菓子とは
フランス菓子に比べると、馴染みのないものが多いのですが、
お菓子通や食通の中では知名度の高いものも結構あります。
中でもチョコレート生地にチョコレートの糖衣をかけたザッハトルテは有名。
他にも
シュトゥルーデルやドボストルテ、
カルディナールシュニッテンやシュネーバレンなど、
形に特徴のあるものも多く、
生地や奥深い味はフランス菓子とはひと味違った美味しさ。
焼き菓子など生地主体のお菓子も種類が多く、
クグロフはマリーアントワネットがフランスに嫁入りする際、
職人同行で持ち込んで知名度を高めたとも言われています。
チョコレートやナッツを混ぜ込んで焼いた生地は、
コクも味も深くて組み合わせるクリームも奥深いものが多く、
コーヒーによく合うものが多いのが特徴。
「バタークリーム」と聞くと、
くどいイメージを持つ人や、
しつこい味のお菓子だと勘違いして毛嫌いする人が居ますが、
これがバタークリーム? と思えるものがあったり、
あっさり食べてしまえるものが数多くあるのも特徴です。
教室の講義で出てくるのはその中のほんの一部。
これをきっかけにウイーン菓子を知って頂いて、
いつか本場のウイーンで、その本物に触れていただければ…と思います。
ドイツ菓子とは
日本でもっとも有名なドイツ菓子はバウムクーヘン。
日本のものは柔らかくしっとり焼き上げていますが、
ドイツではもう少しどっしりした「これは焼き菓子だ」と思える、
食べ応えのあるものが主流です。
他のお菓子はウイーン菓子同様、
生地に香りを付けたり、ナッツなどを混ぜ込むものが多く存在しますが、
ウイーン菓子に比べると素朴で、家庭的な感じが抜けないものが多く、
素材の味を生かしているのが特徴。
シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテやリューベッカヌスザーネトルテなど
クリームたっぷりのお菓子もありますが、
どちらかといえば生地の量が割合をしめるものが多く、
クリームと生地を組み合わせて作るのが「ケーキ」と思っている概念を
うち砕いてくれるような、美味しい焼き菓子が多く存在します。
また、キルシュクーヘンやゲデクターアプフェルクーヘンなど
季節のフルーツをたっぷり使って作るお菓子や、
ケシの実をたっぷり入れて作るモーンクーヘンからは、
旬や素材そのものの味を生かして楽しむ姿勢が窺えます。
飾らず気取らない分、見た目の華やかさには欠けますが、
食べた時の奥深い味わい、素朴な美味しさはハマると抜けられません。
きっと、本場ドイツの果物や木の実を使った本場の味を、
本場(ドイツ)で味わいたくなるでしょう。
お菓子としては、
フランス菓子、ウイーン菓子、ドイツ菓子のそれぞれが違う顔を
持っていますが、作業や理論に大きな違いはありません。
つまり、フランス菓子を美味しく作る事が出来、
ウイーン菓子やドイツ菓子がどういうものであるかを知れば、
それぞれのお菓子を美味しく作る事は出来るのです。
「特別なもの」「難しいもの」という壁を取り払ってみれば、
新しい美味しさの発見があるのではないか? と思います。
フランス菓子に憧れてお菓子作りにのめり込み、
今ではウイーン菓子やドイツ菓子にハマってしまった私は、
特別視されてしまいがちなお菓子を少しでも多くの人達に知って頂き、
家庭でも手軽に楽しんで頂ければ…と思っています。